吊りを行う場合、スイベルを使うと、受け手の向きを自在に変えられるので、非常に便利です。
しかし、受け手が浮いた状態になると、わずかな力で回転してしまい、縄を扱いにくくなります。
スイベルを使って吊る場合には、縄をかけているときや、縄を解いているときには、受け手が不用意に回転しないように、縛り手の身体で支えながら作業を行います。
上の写真ではわかりにくいですが、受け手を身体で支えながら、吊り縄を扱っています。
また、例えば下の写真のように、吊り縄の飾り縄を解く際、手だけで解こうとすると、受け手が回転してしまします。
このような場合も、縛り手の身体を使って受け手が回転しないように押さえながら、飾り縄を解くようにします。
また、下の写真のように、責め縄で受け手を逆海老になるように、足を後ろに反らせる場合も、足を引き絞る縄の片方(右手の縄)だけを引っ張ると、受け手が回転してしまうので
縄の引っ張る向きが相殺されるようにすると、受け手が回転しません。(下の写真の右手と左手に注意)
上の写真では、右手は右方向に、左手は左方向に引っ張っています。
完成したのが、下の写真です